次亜塩素酸水効果なしpart2
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経済産業省からNiteという機関にコロナに対する消毒方法の検証が依頼されます。
検証にノミネートされたのが数種類の界面活性剤(洗剤に使われる成分)、第4級アンモニウム塩、そして次亜塩素酸水(電気分解で生成したもの)
混合タイプ 交ぜてもらえず・・・
そして2回目の委員会でA型インフルエンザに対する検証実験が行われます。
(A型インフルエンザウィルスが新型コロナに比較的近いウィルスらしいです。)
ここで他の界面活性剤等が効果があったりなかったりする中、電気分解タイプの次亜塩素酸水はウィルスを1000分の1まで消滅させたそうです。しかもphや塩素濃度を変更した4種の次亜塩素酸水のすべて1分以内に効果があったそうです。
もともとインフルエンザウィルスやノロウィルスに効果ありと言われていたのでまあ当然なんですが,スバラシイ
そのころに次亜塩素酸水で健康被害とか、次亜塩素酸水効果なしなどのネットなどの口コミが見られ、
そうなると,
食品にも使える電解タイプが安全、本物
混合タイプは次亜塩素酸ナトリウムを薄めたもの、危ない 偽物
という口コミがでてきます。
電解タイプの業者さんは機械を売るチャンス到来です。「うちの商品のほうが安全,本物ですよ~」なんて言ってそうです。
と、流れが変わってきたところでNiteの発表
「次亜塩素酸水は製法が違っても生成されたものの効果は同等とみなす」
(゚д゚) ち~ん
国や検証機関はどちらの次亜塩素酸水も同じものという扱いなんでしょうね。
その後5/29にコロナウィルスを使っての検証実験が終了。結果発表されたのですが、
TVやネットの報道では次亜塩素酸水効果なし、噴霧器は体に有害 と報道されたようです。
大パニックです。会社やお店、個人の自宅でも次亜塩素酸水の噴霧器を勝った人がたくさんいます。
効果なしならまだしも有毒となるとさすがに使えません。
で 結局どうなの?って話なんですが
Niteの検証結果、経済産業省のファクトシートが公開されていましてそこには
phや濃度を変えた次亜塩素酸水のうち1つは約20秒で99%コロナウィルスを減少させた。3つは99%以下の減少。3つは効果が見られなかった。らしいです。
じゃあ99%減少させた次亜塩素酸水ならOKじゃん!と思いますがすべての実験が最初に決めたphや塩素濃度とずれちゃっているみたいです。(たとえばph5 50ppmで検証するものが実際はph4.3 43ppmになっていたり)電解タイプは安定していないということでしょうか?
そして 次亜塩素酸水は今回の委員会では判定に至らず引き続き検証試験を実施する。
と記されています。
また、厚生労働省からの注意として「次亜塩素酸ナトリウム液の噴霧は吸引すると有害であり、効果が不確実であるから行わないこと。」と書かれておりますが、その下のQ&A欄には
「次亜塩素酸水を用いた製品等に言及するものではない」とも書かれております。
もう1回つづきます。

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